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２０１５年八月のごあいさつ

拝啓　福岡の夏は七月初めの「博多祇園山笠」（１日〜１５日）鎌倉時代から続く祭り）の活気と共に始まります。八月になるといよいよ夏も大詰めです。

皆様お元気でいらっしゃいますか。平素はシンプロポリスミナスをご愛顧いただき厚くお礼申し上げます

先日　立ち寄った本屋で篠田桃江氏著「１０３歳になってわかったこと」という本を偶然見つけ求めました

というのは、このご挨拶文を清書してもらっている叔母が若い頃、氏の生き方に憧れ、心寄せていたことを聞いて知っていたからです。

氏は、１９１３年中国大連生まれ、父親の手ほどきで５歳から書を始め伝統的な書や短歌を学ぶ中で、その後、独学で「私の根」を極められた文字を解体し墨で抽象画を描く「水墨の抽象画」というジャンルを確立されました。１９５６年から二年間ニューヨークを拠点に活躍し世界的に高い評価を受けられている美術家です。

特に印象に残った事柄の一つをご紹介させて頂きます。

篠田氏は大変なご長寿ですが、これまで何度か死にかけられたそうです。終戦後、当時死病と言われていた肺結核にかかり絶望的な気持ちになられました。しかし女医さんの「治りますよ」の間髪入れずの言葉に救われ二年後に回復されたそうです。

（抜粋）「旧約聖書に『時宜を適って語られる言葉は、銀の器に盛る金のリンゴのごとし』 という一節がありますが、彼女が言ってくれた言葉は、まさしくあの瞬間、私が必要としていた金のリンゴでした」

生死の危機に見舞われた時、その都度時期に適って人に巡り会い救われ生かされてきたというご感想でした。

加えて私が思ったことは、人生の分岐点となるような出会いがあった時、金のリンゴと気づくことが出来る素直で柔軟な心を持つことが大切ではないかと思いました。

熱中症にはくれぐれもご注意いただきプロポリスで何卒お元気お元気でお過ごし下さい。　敬具

有限会社ノビア　店主　河村　伸一郎