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　　２０１５年６月のごあいさつ

拝啓　一大イベントのゴールデンウィークも終わり今年もはや半年が過ぎようとしています。皆様いかがお過ごしでしょうか

平素はシンプロポリスをご愛用頂き誠にありがとうございます。

福岡市では先月三・四日に「博多どんたく」と言う大きな市民祭が開催され、大変賑わいました。

「どんたく」という言葉はオランダ語のＺＯＮＤＡ（ゾンターク　休日の意）が語源で、お馴染みの「半ドン」という言葉は、半分ドンタクという意味です。

その少し前　東京からのお客様を福岡名物の水炊き料理のお店にご案内致しました。その水炊きは、実はポルトガルから伝わった食べ物です。他にもテンプラ、パン、カステラ、コンペイトウ、ボウロ、ビスケット、博多では有名な鶏卵素麺という卵の黄身で作った甘い伝統的なお菓子もあります。

ご存知のようにブラジルはポルトガルの最初の植民地でしたが、この様に日本もキリスト教と交易を通してポルトガルから多大な影響を受けました。特に九州各県は、長崎の影響でより身近なのかも知れません。

ある本によれば安土桃山時代、九州では約４千のポルトガルの単語が使われていたそうです。大半は、廃語になってしましましたが、ビードロ、煙草、合羽、カンテラ、ジョウロ、カルタ、襦袢、「ピンからキリなで」などの言葉が今でも残っています。

その後オランダがポルトガルにとって代わりましたが、ブラジルを除けば、これ程ポルトガルの影響を受けた国はないのかも知れません。

ポルトガルに一年間住んだ私の印象は、人々の気質はおとなしく、はにかみ屋というものです。

また日本の演歌にあたる「ファド」（運命や宿命という意味）という生活の一部といえる音楽文化があります。料理も海産物が多く、日本人好みのものです。

私も再訪を願ってポルトガルについての拙文を書かせていただきました。ともあれ健康あっての旅です。

今後とも一層のご愛飲をよろしくお願い申し上げます。　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　有限会社ノビア　　店主　河村伸一郎