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２０１３年１０月のごあいさつ

拝啓　先月はオリンピックの東京開催が決まり　日本中が喜びに湧き大変うれしく思いました

安部首相が世界にアピールされたスピーチを実現するため誠心、誠意、福島の原発問題に取り組んで頂きたいと強く願います

皆様お元気でいらっしゃいましたでしょうか

先月は　私は上智大学同窓会「九州ソフィア会」が福岡でありましたので出席しました

その際　名誉会長の細川護煕さんの講演を聞くことが出来ました。

「戦国を生き抜いた知恵」と題して、ご先祖である南北朝後の初代細川幽斎に始まり、第五代目の綱利にまで及ぶ９０分間のお話でした。なかなか聞けない興味深い日本史裏話と思い、いくつかご紹介させていただきます。

○宮本武蔵(細川家の剣術指南役）は島原の乱の時は、吉原の遊郭に家来と三人で遊んでいて、そこから出兵したこと

○巌流島の決闘では、佐々木小次郎は脳震盪を起こして一時間位意識が戻らず、目が覚めた後に細川家の家臣たちが彼を殺したと決闘に立ち会った細川家の記録係りが書いていること

○フランス革命のマリアアントワネット（１７５５〜１７９３）が妹に送った手紙にはハプスブルグ家で上演された細川ガラシャのオペラを見て育ったと書かれていたこと

○赤穂浪士が吉良邸に討ち入りした日は、雪が降っておらず吉良の眉間には刀の傷跡はなかったので体につけてあったお香の匂いから高貴な方で本人と定めたこと。

この様に細川家には古文書が１００万枚も残され毎日の出来事を記録係りが綴っていたそうです。

さすがに由緒ある家柄の細川さんが語ってくださった秘話は歴史の面白さ、広がりを感じました。

ちなみに細川さんの健康法は、１０時就寝、５時起床、腹６分目と真向法です。

皆様くれぐれもお身体にはご留意下さい。日頃のご愛顧に厚くお礼申し上げます

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具

　　　　　　　　　　　有限会社ノビア

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　店主　河村　伸一郎