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拝啓　紅葉が日毎に色づき始め美しい季節です

皆様　お元気でいらっしゃいますか　いつもシンプロポリスミナスをご愛顧頂きありがとうございます

例年　秋は文化的な催しが多くありますが　先月　山中伸弥京都大学教授がノーベル生理学・医学賞の栄誉に輝やかれたことは日本人にとって　とてつもない大きな喜びでした。

教授が初めて作製したＩＰＳ細胞は　受精卵のように体のどんな部分にも再び育つというのですから生命の不思議さを感じないではいられません

病気の事故で傷ついた組織や臓器の機能を取り戻す再生医療への実現につながるものとして、私たちは心から一日も早くと期待するものです。

さて　ノーベル賞がダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの莫大な基金としている事は、ご存知と思いますが、それにまつわる逸話を一つご紹介いたします。

ノーベルは一生独身だったのですが　１８７６年には結婚相手を見つけようと、女性秘書・兼家政婦募集の広告を５ヶ国語で出したそうです。

それに対して、５ヶ国語で応募してきたベルタ・キンスキー（オーストリア人）という女性を花嫁候補者としますが、彼女には既に婚約者がおり、ノーベルの元を去り、婚約者と結婚しました。

しかし、その後もノーベルとの交流は１８９６年にノーベルが死去するまで文通で続けられました。

そのキンスキーが「武器を捨てよ！」（１９１４年に映画化）などを著し、強力な平和主義者だったことが、後のノーベル平和賞創設に関係したと考えられています。

そしてキンスキーは、１９０５年には女性初のノーベル平和賞を受賞しました。

ダイナマイトもあくまで、人類平和のため行使されるべきと考えられる場合、彼女のような平和主義者との交流は意義深いことであったと思います。

秋冷の折　お風邪など召されませんよう　くれぐれもご自愛下さい

敬具

有限会社ノビア　店主　河村伸一郎