十月のあいさつ

拝啓　澄んだ青空のもと秋の装いもにぎやかになり好季節を迎えました。

皆様いかがお過ごしでしょうか。いつもお引き立て頂き感謝申し上げます。

芸術の秋とも申します。私は先日、太宰府の九州国立博物館に

「興福寺創建１，３００年記念国宝阿修羅展」を観に行きました。

当日待つこと１時間半余り 多くの人々の関心の高さに驚かされました。

恥ずかしながら私は興福寺について知識不足で、改めて知ったことは

この寺は藤原氏の氏寺として７１０年、平城遷都と共に

造営され、光明皇后が母の一周忌供養のため７３４年

ここに西金堂を建立し釈迦如来、釈迦の十大弟子、四天王八部衆

などの２８体を安置されたそうです。

さて、やっとの思いで阿修羅の像に近づくことが出来、その

印象は何と現代的な凛とした美青年だろうと清々しい思いを

抱きました。本来八部衆の一体の戦いの髪でお釈迦様の

説法を聴いて仏教に帰依されたということですが

そのお姿にはお顔が正面・左右と三つあり

腕が六本ある奇妙な形でそれが何を表しているのかと

不思議でした。これも解説では三つの顔は各々心中を

表し、強い意志とか悔恨の複雑な表情だそうです。

そして対面して思ったことは純粋な青年の心が

仏心と重ね合ったことで更に美しいお姿になられ

今を生きてゆく私たちに力と救いを与えてくださっている

ような気がして身近なお方に思われました。お召し物やアクセサリー

などもモダンでした。

お出かけの多い季節と思います。

インフルエンザの予防などにはシンプロポリスがお役に

立ちますことを願っております。

有限会社ノビア　店主　河村　伸一郎