九月のあいさつ
拝啓 朝夕は秋の爽やかさを感じほっとする季節を迎えました。
皆様にはおかれましては、良い夏をお過ごしになられましたでしょうか。
夏の思い出づくりに、私たち家族は義父の希望で長崎県の鷹島へ行って来ました。
佐賀県唐津市肥前町から鷹島肥前大橋を渡って島へ入りましたが、
この橋は白い鳥が翼を広げたような美しいシルエットで
4月18日に開通したばかりです。鷹島は東西5KM 南北13KMの
たて長の島で「とらふぐ」の養殖と「元寇」で有名です。
「神風」を想起する元寇について少し話を進めますと、
その戦いは一度目は1274年の文永の役、二度目は1281年の
弘安の役で元と高麗の連合軍が総勢約4,400隻の船と14万人の大軍
が島に上陸し本格的に日本の侵略を計ろうとしました。
それに対して日本側が上陸を阻んでいるうちに台風の季節で
大暴風雨が起り、大部分の船が人、馬もろとも海底に沈んだと
言うことです。その遺物が昭和56年から引き揚げられ、
その発見されたものは、今は歴史民族資料館に印・剣・石臼
手榴弾などが展示されています。その中で最も感動したのは
「木製大イカリ」の大きさで、長さは推定40Mであったと推測
されたということでした。大船団で迫って来ても自然の猛威には
勝てなかったこと。戦いの歴史はともすれば、悲惨さの中で
終わるものですが、一方700年前の遺物に触れることで元寇の
歴史的ロマンを感ぜずにはいられませんでした。
いつもながらシンプロポリスのご愛顧ありがとうございます。 敬具
有限会社ノビア 店主 河村 伸一郎 |