二月のごあいさつ
拝啓 庭先の梅のつぼみがほんのりとふくらみ始めました。
まだ、厳しい寒さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
新年早々より多くのご注文をいただきまして心より感謝申し上げます。
さて、私事ですが二月十五日は父の二十五回目の命日であり
義父の誕生日でもあります。
不甲斐なくも私たちは、未だに両親が心の支えであり
いつまでも元気であってもらいたいと願っています。
そうした折、昨年の暮れギターの発表会で先生が
朗読された詩に感動しました。
それは、「両親の願い 愛する子供へ」という素晴らしい詩でした。
ほんの一部ですが抜粋したいと思います。
--いつの日か私たちも年老いていくだろう。そのことをどうか
理解して欲しい。もし食べ物をこぼすような事があっても
もし自分で服を着ることができなくなっても
私たちが君を育て上げることに一生懸命だった頃のことを
思い出して、広い心で接してほしい。
私たちが世の中の変化についていけずに
とまどうような事があったとしても優しく教えてくれるだろうか
きちんと食事をとること、ふさわしい服装でいること
正しく誠実に生きること、私たちが沢山のことを
君に根気強く教えてきたように。
残された人生を私たちが愛と人間らしい誇りを感じながら
生きていけるように、ほんの少しだけ手を貸して
くれないだろうか。そうすれば私たちは限りない
微笑を君にお返しするだろう。
いつまでもいつまでも君のことを想っている--
まだまだ沢山の内容が含まれた願いの詩に
これから両親への思いやりを同時に
自分たちもいづれ同じ道を歩くもので
あることに新たに深く気付かされました。
今年もシンプロポリスでご健康にお過ごし下さい。
敬具
|