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令和４年２月のご挨拶

拝啓　オミクロン株が一気に日常生活を脅かす中、自然のうつろいは春の訪れを告げています　皆様にはいかがお過ごしでしょうか今年もシンプロポリスミナスをご愛顧頂き厚くお礼申し上げます

さて先月NHKのEテレで童謡詩人・金子みすゞの番組がありました　東日本大震災で日本中が悲しみにある中「こだまでしょうか」という詩が繰り返し流れていた（公共広告とジャパンのCM）のを多くの方が覚えていらっしゃるかと思います　作者金子みすゞ（本名テル）は明治３６年現在の山口県長門市にうまれました　成績は優秀・おとなしく　読書好きで優しい人柄だったそうです

２０歳の頃から童謡を書き始め西條八十（さいじょうやそ）にも賞賛されて目覚ましい活躍を見せましたしかし夫（２３歳で結婚）から試作を禁じられ病気・離婚と娘の親権をめぐる対立からついには２６歳で自殺の道を選びます

番組で朗読された中に「蜂と神様」という詩がありました　「蜂はお花の中に　お花はお庭のなかに　お庭は土塀のなかに　土塀は町のなかに　町は日本のなかに　日本は世界のなかに　世界は神さまのなかに。そうして、そうして、神さまは小ちゃな蜂のなかに」　深淵で各々の解釈があるかと思います

他の作品でも感じられるのは作者の人間上位ではない優しい目線や時間と空間を行きかう並外れた感性でしょうか　環境破壊・コロナ禍・IT社会・格差社会などで生き辛く心の余裕を失いがちな今日に求められる世界観ではないかと思いました

コロナの収束は未だ見当がつきません　くれぐれもご健康にはご留意下さり　何卒お元気にお過ごし下さい。プロポリスがお役に立ちます様願っております　　　　　敬具

　　　　　　　有限会社　ノビア　　　店主　河村　伸一郎