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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和３年七月のご挨拶

拝啓　直前まで論争の渦中にあった東京オリンピックが７が７月２３日開催の運びとなりました　大変不安なコロナ禍にあって「安全安心」にと祈りに似た気持ちです

盛夏のみぎり　皆様にはいかがお過ごしでしょうか　また平素はシンプロポリスミナスをご愛顧頂き誠に有難うございます

さて私事ですが　先日・母方の叔父（８９歳）が小屋で大変貴重な物をみつけました　それは鴬色の色あせた横長の表紙が取れかけた古いアルバムで叔父の父の遺品でした　表紙中央には青でSOUVENIR(記念品）その下に白で１９２３と記されゴールドと白で文字の両脇に古代ギリシャ風の女性２人と上には校章が描かれています

１ページ目には東京商科大学商学専門家（篆書てんしょ）―（現・一橋大学）卒業記念写真帳大正１２年３月とあり頁を捲っていくと校歌・祝辞（英語と日本語）煉瓦造りの学校風景・そして学長・教授をはじめ学校関係者の写真が載っています

中でも「創立者故子爵　森有」「商議委員男爵　渋沢栄一」と外国人教授１３人が大変印象的でした　次いで卒業生一同　更に２００名の個人写真と学校風景・郷閲録（住所録）と続きます　その中には感動で沸き返ったであろう「アインシュタイン博士来学記念」と様々なクラブ活動の写真（庭球・剣道・相撲・演劇・柔道・英語・弓道・馬術・山岳・新聞・研究・洋画・・・・）あり１００年前の歴史と学生達の大きな希望に感動しました

叔父の父が遺した永代記録簿では　その家は佐賀県唐津市で１２代まで岡口屋という屋号で醤油醸造元を営み　おくんちの曳山「飛龍」を唐津藩に収めました　しかし父（１３代）の代で家業をやめ　伊万里商業・唐津商業で教師をするも40才代で急逝した為　叔父には思いもより深くなったようです　このことで叔父の心のルーツ探しの旅をしたいという思いが沸き起こりました　叔父の夢が実現することを心から願っています

世界から注視を浴びる一ヶ月・私もオリンピックの選手の方々を精一杯応援したいと思います

皆様　シンプロポリスでくれぐれもお元気でお過ごし下さい　　　　　敬具

　　　　　　　　　　有限会社ノビア　店主　河村伸一郎