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　　　令和２年６月　店主の挨拶

拝啓　緊急事態宣言が全国で解除されました。　海外でも日本のコロナ対策は成功と評され、ブラジルに住む日系の友人達は日本人の規範意識の高さを誇らしく思うと伝えてきました。

何かとストレスを感じやすい日々　皆様にはお元気でお過ごしでしょうか

常々シンプロポリスミナスをご愛飲頂きまして心よりお礼申し上げます。

さて最近では唾液によるコロナウィルスの検査方法が論じられマスクの有用性が認められています。

１００年前のスペイン風邪流行当時の日本の映像では既に多くの人達がマスクをしているので驚きました。日本でのマスクの歴史を調べてみますと明治時代に炭鉱や工場での防塵目的に作られ汚れが目立たない黒マスクが主流だったそうです。しかし明治初期に陸軍軍医総監であった松本順(1832〜1907）が感染予防の目的でマスクを広めスペイン風邪流行で広く世間に認知されるようになったそうです。

これからは一日一日が手探りの生活、不安が一杯です・・・がフランスで息子さんと二人暮らしの作家辻仁成氏の文章が印象的でした。一部ご紹介させていただきます。「僕が一番心配したのは子供が希望を放棄することであった。しかしそれは杞憂に終わりそうだ・・・ぼくの息子は僕の時代の原っははネットの中にあると言いきる・・・僕は息子にこう言った。この宇宙船には大きなミッションを持って火星に向かっているのだと。

人類が火星に向かうと言うのは価値観の変更を意味する・・・アパルトマンは宇宙船であった。そして毎日のジョッギングを宇宙遊泳と呼び買い物を船外活動とした・・・既成概念を一度捨てる試み・・自分たちが生き残るために僕らは支え合い強い連帯感を持ち生き抜こうと約束し合った。これを希望と呼んでもいいのじゃ ないか、と僕は思う。そうだ人類にはまだ希望がある。」

気候の変わり目です。くれぐれもご自愛ください。敬具　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　有限会社ノビア　店主　河村伸一郎

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