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２０１８年２月のご挨拶

拝啓　記録的な寒さとインフルエンザの流行に暖かい春を待ち焦がれるこの頃です。皆様にはお元気でお過ごしでしょうか。

今月の楽しみの一つは平昌冬季オリンピック（９日〜２５日）。寒さを忘れ選手たちの活躍を熱く応援したいと思います。

さて、先頃テレビで千葉県南房総市富浦町の養蜂家が二月に「びわ蜜」を採集する映像を見ました。この地では江戸時代からビワの木を育て「房州ビワ」として名高いそうです。これまで知らずに驚いたのはビワの花が冬に咲くころ寒さに弱い蜜蜂の越冬中にハチミツが採集されていることでした。ビワの開花は１１月から２月で白く小さな花が集まって咲き、花は茶色の細かい毛で守られていました。

改めて蜜蜂の四季を調べてみますと（春〜夏）は育児と訪花活動が盛ん。群勢が増し繁殖期に入る。　（夏）は花が少なく厳しい季節。（秋）は花が増えるがスズメバチによる捕食の被害に遭う。越冬用に十分な貯蜜が必要。（冬）は寒さの中で冬眠することなく耐える。産卵と育児は停止。とあります。

このようなミツバチの状況から冬の採取は困難で寒すぎると巣箱に閉じこもり集めた蜜を食べるので蜜の残量は採取するまで分かりません。それが「幻の蜜」と呼ばれる所以で、甘味が濃厚でふくよかな花の香がする独特なハチミツだそうです。早速味わってみたいものです。

加えて仕事の面からも家畜化されたミツバチの重要性とその恩恵に感謝する気持ちを忘れないようにしたいと思いました。

まだまだ寒さ厳しき折、シンプロポリスミナスで十分にご自愛ください。日頃のご愛顧を心より感謝申し上げます。　　　敬具

有限会社ノビア　店主　河村伸一郎